DirectGain

引用文献・データ出典 — 各計算機能が参照している論文・公的データベース・規格・ツールの一覧

このページは、DirectGainのソースコード中のコメント・docstringに記載された出典表記を そのまま集約したものです(このページのために新たに調査・追加したものではありません)。 「参照元ファイル」は実際にその出典を計算式・データ取得先として使っているファイルです。 ソースコードが更新された場合、このページも手動で追随する必要があります。最終更新: 2026年9月。

気象・日射量データ

NEDO 日射量データベース閲覧システム (METPV-11 / MONSOLA-11)government database

傾斜面日射量計算の基礎となる、最寄り観測地点の水平面日射量・気温・湿度・風向風速・降水量(毎時8760時間分)。太陽光発電量計算・地中熱ポテンシャル評価(気温)・雨水利用計算(降水量)・季節同時再生アニメーションの気象表示すべての出典。

backend/nedo_data.py web/index.html

生データは NEDOsolor/ 以下にローカル配置されたファイル(NEDO「日射量データベース閲覧システム」付属)を直接パースしており、API経由ではありません。降水量(要素00008)は下記ArcClimateの標準年データには含まれていないため、雨水利用計算・アニメーション表示ではこちら(NEDO)を出典としています。同梱マニュアルに「解説書参照」とだけ記載され本リポジトリには同梱されていない項目(extra欄5列の定義など)は、値をそのまま返しつつ未確認である旨を明記しています。

ArcClimatewebsite / tool

緯度経度から日本国内の標準年時系列気象データ(気温・湿度・日射3成分・風向風速・気圧、気象庁MSMメッシュに基づく)を取得。

backend/weather_client.py

ArcClimate本体をローカル実行するのではなく、kuuki.nakamura-environmental-systems.work 経由のAPIを呼び出しています。対応範囲は日本国内のみで、NEDO側の地点網より狭いことを確認済みです。降水量列は含まれていないことを実データのCSVヘッダーで確認しています。

地中熱

地中熱ポテンシャルマップ・空調熱源設計ツール活用のためのガイダンスguidance

「地下10m以深の地中温度は、その地域の年平均気温と概ね同程度」という考え方(ガイダンスV章)の出典。同ガイダンスが紹介する7地域別ポテンシャルマップがいずれもWebビューア・PDF・画像のみで提供され、ダウンロード可能な生データが存在しないことを確認した根拠でもあります。

web/js/geothermal.js web/index.html

無限線源近似 (Kelvin/Ingersoll line-source model)standard

クローズドループ・垂直ボアホール方式の地中熱交換器における採放熱能力の概算計算式。

web/js/geothermal.js

個別の版・章番号までは特定できておらず、一般に知られる無限線源近似の基礎式を採用しています。計画段階の目安であり、熱応答試験(TRT)や公式ポテンシャルマップの代替にはなりません。

地中熱利用促進協会website

地中熱ヒートポンプのSPF(季節成績係数)の実際の目安を確認するための案内リンク。本アプリではSPFそのものは計算していません。

web/index.html

外皮・内部発熱 (kenken.go.jp/becc)

壁の熱貫流率の算出方法について (calc_WallHeatTransmission.pdf)standard

壁・屋根のU値計算式(建材の層構成による直列熱抵抗の合計)、表面熱伝達抵抗の固定値(R_in=0.11・R_out=0.04 (m²・K)/W)。建築物省エネ法の算定プログラムでも用いられる標準式です。

web/js/envelope.js

WALL_MATERIALS のうち source:'official' の5件(せっこうボード・コンクリート・セメントモルタル・タイル・押出法ポリスチレンフォーム保温板1種)は同PDFの例題(表1)の実数値をそのまま採用し、例題U値(0.981 W/m²K)への一致を確認済みです。source:'general' の材料は同PDFに記載のない一般的な参考値で、文献による裏付けは未実施です。

窓性能の一覧 (WindowHeatTransferPerformance_H30_181005.csv)government database

窓のU値・日射熱取得率(η)を、枠材種別(木製・樹脂製/金属木複合製・金属樹脂複合製/金属製/ガラス単体)ごとに取得。

web/js/envelope.js backend/server.py (/api/kenken/windows)

156件の実測に基づく参照値をそのまま使用しており、DirectGain側では計算していません。

室用途別内部発熱・スケジュール参照値データベース (ROOM_NAME / ROOM_SPEC / ROOM_COND / CALENDAR)government database

室用途別の照明・機器・人員の内部発熱参照値、空調運転時間帯、時刻別使用率プロファイル(室同時使用率・照明/人体/機器の発熱密度比率)。

web/js/internal-loads.js backend/kenken_becc.py backend/server.py (/api/kenken/rooms, /room-spec, /room-schedule, /calendar)

出典CSVには単位の定義文書が存在しないため、各値の単位(W/m²か人/m²か等)は実データの内部整合性(他室種との相対的な大小関係)から推定したものであり、公式な単位定義文書で確認された値ではありません。特に「人体発熱参照値」は名称に反してW/m²の発熱量ではなく「人/m²」の人員密度と推定しており、Wへの換算は一切行っていません(将来のEnergyPlus統合フェーズでPeopleオブジェクトの活動量入力に委ねる方針)。4つの時刻別比率プロファイルの組み合わせルールは出典の公式仕様書(未読の55MB PDF)で定義されている可能性がありますが本セッションでは確認できていないため、独立した参考情報としてのみ扱っています。

雨水利用

ゼロウォータービルの設計に資する雨水利用計算ツールの開発paper

雨水利用のZWB(Zero Water Building)水収支シミュレーションモデル全体(集水→貯留槽→オーバーフロー判定→上水補給判定の日単位計算フロー)と、LEED Zero WaterのZWB達成率評価式(式1・式2)。

web/js/rainwater.js web/index.html

同論文は2020〜2024年の実測5年平均日降水量を使用していますが、本アプリはNEDOの代表的1年(平均年)の毎時データを使うため、日々の降雨パターンが異なり、同論文の計算例(表-2)とは数値が一致しません。計算方法(アルゴリズム)自体は同一です。

温熱環境・自然通風

CBE Clima Tooltool

風配図の風速階級(9階級)と配色を、同ツールの wind_rose 表示に合わせています。

web/js/climate.js

Fanger法 (PMV / PPD)method

温冷感指標 PMV(予測平均温冷感申告)・PPD(予測不満足率)の計算。

web/js/climate.js

設定した一様な室内条件での参考値であり、規格適合判定(ISO 7730等)には使用していません。

非住宅建築物における自然通風の省エネルギー性能評価法paper

「排熱効率」(通風経路によって平均室温の下がり方が変わることを表す指標)の定義。

web/js/airflow.js web/js/ventilation.js

自然通風の熱負荷削減性能評価における排熱効率の検討paper

排熱効率の特性・計算フロー・近似式(室幅・奥行・天井高から毎時の排熱効率を推定)。

web/js/airflow.js web/js/ventilation.js

上記2論文はいずれも、一般財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)『業務用建築物における自然換気計画ブックレット』(2019年2月27日 第1版)に収録された図(図2-6〜図2-10)を参照して実装しています。

図面解析 (AI)

Ollama (qwen3-vl:8b-instruct)tool

アップロードされた図面画像から室仕様(部屋名・面積など)を推定するVLM(視覚言語モデル)呼び出し。

backend/vlm_client.py

推定結果はあくまで補助であり、常に確認が必要です。